神奈川県の観光地

鎌倉大仏

正式名称を銅造阿弥陀如来坐像と言い、昭和33年(1958年)国宝に指定されている。 像の高さは11.39メートルで、台座を含めると13.35メートルにもなる。重量は約121トンあり、これは推定ではなく実際に23台のジャッキを用いて大仏を持ち上げ、2回計測を行った平均である。1252年頃から造立が開始されたと考えられており、その鋳造には宋からの中国銭が使用されたと推定されている。尚、大仏の内部は空洞になっており、中に入って見学することができる。

円覚寺(えんがくじ)

円覚寺は、鎌倉市山ノ内にある寺院であり、臨済宗円覚寺派の大本山。本尊は宝冠釈迦如来である。

弘安5年(1282年)鎌倉幕府8代執権北条時宗が、元寇(文永・弘安の役)の戦没者追悼のために創建した。円覚寺では元寇により亡くなった、日本の武士とともに元の兵士も等しく供養されている。

昭和26年(1951年)に円覚寺舎利殿が、昭和28年(1953年)には梵鐘が国宝に指定されている他、多数の工芸品、絵画、古文書等が国の重要文化財に指定されている。重要文化財に指定されている。

鶴岡八幡宮(つるおかはちまんぐう)

鶴岡八幡宮は、鎌倉市雪ノ下にある神社。祭神は応神天皇 (第15代天皇)、比売神 (ひめがみ)神功皇后 (応神天皇の母)となっている。源氏の守り神であり、源頼朝ゆかりの神社としても知られる。

1063年源頼義が、京都の石清水八幡宮護国寺を鎌倉の由比郷鶴岡に分霊したのが始まりとされる。その後、1180年頃源頼朝が宮を現在の地に遷した。

文政11年(1828年)に徳川家斉が再建した本宮(上宮)、 徳川家慶建立の大鳥居、末社丸山稲荷社本殿等が国の重要文化財に指定されている他、刀剣や工芸品が国宝に指定されている。

高徳院(こうとくいん)

高徳院は鎌倉市長谷にある浄土宗の寺院であり、本尊は鎌倉大仏。かつては大仏殿が存在していたことが確認されているが、不明な点が多く、数度の倒壊再建を繰り返した後、現在は再建されていない。大仏殿の礎石の跡とみられる石が53個存在する。平成16年(2004年)鎌倉大仏殿跡として国の史跡に指定された。