徳島県の観光地

弁天山

徳島県徳島市にある弁天山は標高が6.1mで、日本で1番低い自然の山。

鳴門海峡(なると かいきょう)

鳴門海峡は、四国の北東端にある大毛島孫崎(徳島県鳴門市)と淡路島門崎(兵庫県南あわじ市)の間にある海峡。瀬戸内海の播磨灘と太平洋の紀伊水道を結んでいる。太平洋からの潮流は紀伊水道で二つに分かれ、一方は鳴門海峡の南側、もう一方は大阪湾から明石海峡を通って播磨灘へと進む。

潮位差は最大約1.5mにもなり、潮流は時速20kmと速く、海峡中央部と両側の流速差や独特の海底地形も要因となって「鳴門の渦潮」を生じる。鳴門の渦潮は海峡最狭部の下流側に現れ、大きいものでは直径15 mにもなる。この渦潮を間近で見るための観潮船が淡路島側と鳴門側から運航されている。また大鳴門橋にも遊歩道「渦の道」が設けられていて、真上から渦潮を観察できるようになっている。

大歩危小歩危(おおぼけこぼけ)

大歩危小歩危は吉野川中流域に位置する渓谷。

大歩危は小歩危とともに天然記念物及び名勝「大歩危小歩危」を構成するV字谷の一つである。その位置は徳島県三好市南西部の高知県境から6kmほど下流に位置する。大歩危峡小歩危峡と呼ばれることもある。

この地域の地質は三波川帯に属する。三波川変成岩は一般的に「三波石」と呼ばれ(徳島県では「阿波の青石」と称する)、大歩危小歩危はその有数の露出地である。大歩危のみが2014年(平成26年)に国指定天然記念物、2015年(平成27年)に国名勝に指定されていたが、2018年(平成30年)に小歩危が追加指定され国指定天然記念物及び名勝「大歩危小歩危」となった。

本来、大歩危や小歩危は阿波国から土佐国への国境の山岳地帯の険しいルートそのものを指したとされる。近代以降に河岸に道路や鉄道が開通し、それに伴って河川に沿った地域が大歩危小歩危と呼ばれるようになった。

一般には「大股で歩くと危険」が「大歩危」の地名由来とされているが、本来「歩危(ほき、ほけ)」は山腹や渓流に臨んだ断崖を意味する古語である。

阿波踊り(あわおどり)

阿波踊りは、阿波国(徳島県)を発祥とする盆踊り。高知のよさこい祭りと愛媛の新居浜太鼓祭りと並ぶ四国三大祭りであり、日本三大盆踊りの一つとしても知られる。約400年の歴史を持つ日本の伝統芸能のひとつである「徳島市阿波おどり」(月遅れの8月12日 – 15日に開催)は踊り子や観客数が国内最大規模である。

三味線、太鼓、鉦鼓、篠笛などの2拍子の伴奏にのって連(れん)と呼ばれる踊り手の集団が踊り歩く。

えらいやっちゃ、えらいやっちゃ、ヨイヨイヨイヨイ、踊る阿呆(あほう)に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らな損々…と唄われるよしこののリズムで知られる。

阿波踊りの起源に関しては三つの起源説が知られている。

築城起源説―天正14年(1586年)に徳島藩藩祖の蜂須賀家政が無礼講として踊りを許したことを起源とする説。

盆踊り起源説―鎌倉時代の念仏踊りから続く先祖供養のための踊りを起源とする説。 風流踊り起源説―戦国時代末期に勝瑞城で行われていた風流踊りを起源とする説。