
出石そば(いずしそば)

出石そばは、豊岡市出石町の郷土料理。宝永3年(1706年)、信濃国上田藩より但馬国出石藩に国替えとなった仙石政明が、信州そばの職人を連れてきたことが始まりとされる。現在は割り子そばの形態をとっており、屋台で供される際に持ち運びが便利な手塩皿(てしょうざら)に蕎麦を盛って提供したことに始まるとされる。
但馬の小京都と言われる出石の街には、多くの蕎麦屋がある。なお、イベントとして毎年4月第3日曜日にわんこそば形式の大食い大会「出石名物そば喰い大会」が出石城で開催される。お店では、一人前が5皿であるが、地元では食べたお皿を重ねて箸の高さになると成人男性の一人前であると言われることもある。
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粕汁(かすじる)

粕汁とは、酒粕を加えて煮込んだ近畿地方を中心に食される郷土料理。酒粕が流通する冬期には、大衆食堂などでも提供される庶民的な季節料理である。出汁に酒粕を溶かし、味噌や醤油などで味を整える。具には鮭やブリなどのあら、豚肉、にんじん、大根、ゴボウなどの根菜類、こんにゃく、油揚げ、椎茸、ネギなどが使われる。
酒粕には、ビタミン類、炭水化物、アミノ酸等が豊富に含まれており、体を温める効果があるため、冬の行事や炊き出しなどで振舞われることも多い。
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イカナゴの釘煮

播磨灘や瀬戸内海東部沿岸部で、イカナゴは釘煮と呼ばれる郷土料理で親しまれている。阪神地区、播磨地区では春先に、各家庭でイカナゴの幼魚を炊く光景が見られてきた。
釘煮は佃煮の1種で、イカナゴを醤油やざらめ糖、千切りにしたショウガなどで味付けして煮込み、煮汁が減った段階で味醂を加えながら、焦がさぬように、煮汁が無くなるまで数回煮詰める事を繰り返す。
炊き上がったイカナゴの幼魚は、茶色く曲がっており、その姿が錆びた釘に見えるため「釘煮」と呼ばれるようになったとする説が有力である。
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