
鮒ずし(ふなずし)

鮒ずしは、日本古来の“鮓(すし)”の代表的一種。古代から琵琶湖産のニゴロブナ(煮頃鮒)などを主要食材として作られ続けている滋賀県の郷土料理である。滋賀県の特産品で、現存するなれずしでは最も古い形態を残していると考えられている。東南アジアの山岳地域にみられる魚の貯蔵法に起源をもつとされる。
原料魚として子持ちのニゴロブナを用いるが、その製法は業者や家庭によって異なる。鱗、エラ、内臓を取り除いた後、腹腔に塩を詰め込んで桶に何層にも並べで塩漬けし、それを水洗いしてから米飯に塩を混ぜたものに漬け込んで熟成させたものである。
滋賀県内にはニゴロブナを利用した鮒ずしのほか、ウグイ、ハス、モロコ、アユ、ビワマス、コイ、ドジョウなどをなれずしにする文化があり、なれずしは1998年(平成10年)に滋賀県無形民俗文化財の「滋賀の食文化財」となっている。
ふなずしの歴史は奈良時代にまで溯り、長屋王家木簡や二条大路木簡に「鮒鮨」や「鮨鮒」の語がみえている。
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近江牛(おうみうしまたはおうみぎゅう)
近江牛は、黒毛和種の和牛が滋賀県内で最も長く肥育された場合に許される呼称であり、そのウシからとれる牛肉の呼称でもある。日本での肉用牛としての史実として残る歴史が400年と圧倒的に長く、三大和牛の1つとされる。他のブランド牛が限られた狭い地域あるいは個人の飼育であるのに対して近江牛は滋賀県全体での生産の為、年間出荷頭数は圧倒的に多く優れた肉質が特徴である。
1590年(天正18年)に秀吉の小田原攻めのとき、高山右近が蒲生氏郷と細川忠興に牛肉を振る舞ったとされる史実が残っている。江戸時代には彦根藩は幕府に太鼓を献上しており、その太鼓に使う牛革を確保するため、牛の畜産を営みその屠殺を許可されていた。この事から、牛肉を食べる文化が発達した。
近江牛を扱う駅弁には、「食べ物の恨みは恐ろしい」とのキャッチコピーが書かれている。これは、近江牛を楽しみにしていた水戸藩士が、江戸幕府への近江牛の献上を断った近江彦根藩藩主・井伊直弼を恨んで桜田門外の変で討った、とする俗説に基づいている。
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