
富岡製糸場

富岡製糸場は、群馬県富岡市に設立された日本初の本格的な機械製糸の工場である。1872年(明治5年)にフランスの技術を導入して設立された官営模範工場であり、器械製糸工場としては、当時世界最大級の規模を持っていた。開業当時の繰糸所、繭倉庫などが現存している。日本の近代化だけでなく、絹産業の技術革新・交流などにも大きく貢献した工場であり、敷地を含む全体が国の史跡に、初期の建造物群が国宝および重要文化財に指定されている。
草津温泉

草津温泉は、群馬県吾妻郡草津町草津界隈に所在する温泉で、草津白根山東麓に位置する。標高1100~1200mの高地に温泉街が広がっている。
毎分3万2300ℓ以上の自然湧出量は日本一。室町時代には万里集九が有馬温泉や下呂温泉とともに「三名泉」とし、江戸時代には林羅山もこれらの三温泉を「天下の三名泉」と記した。
当地における「草津」という地名の語源は、温泉の硫化水素臭の強いがゆえに、「臭水(くさみず、くさうず、くそうず)」にあるとされる。
源泉は、公的に管理している大源泉が6つ存在するほかホテル等が所有している小源泉も多数存在する。自噴する温泉の湯量は極めて豊富であり、湯温も摂氏50~95度前後と高い。昔から、草津節などを唄いながら湯もみ板で温泉をかき回し湯温を下げる、「湯もみ」が行われてきた。温泉街には、湯畑を始めとする大小様々の源泉がある。
なお、湯畑を始めとする源泉には緑色の湯垢のようなものが見られるが、これは温泉藻である。

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