
姫路城(ひめじじょう)

姫路城は、姫路市にある城。江戸時代初期に建てられた天守や櫓等の主要建築物が現存し、国宝や重要文化財に指定されている。また、ユネスコの世界遺産(文化遺産)リストにも登録されている。別名は白鷺城(はくろじょう・しらさぎじょう)。
姫路城天守のある「姫山」は古名を「日女路(ひめじ)の丘」と称した。『播磨国風土記』にも「日女道丘(ひめじおか)」の名が見られる。ここでは大国主命の船を火明命が嵐で転覆させた際に、積み荷の中から蚕子(ひめこ)が流れ着いたのが山の名の由来とされる。のちに「姫道」を経て「姫路」となった。
姫路城の始まりは、1346年頃の赤松貞範による築城とする説が有力である一方、赤松氏時代のものは砦や館のような小規模なものだと考えられている。戦国時代後期の小寺氏の家臣、黒田重隆・職隆父子による築城を最初とする説もある。
戦国時代後期から安土桃山時代にかけて、黒田氏や羽柴氏が城代になると、山陽道上の交通の要衝・姫路に置かれた姫路城は本格的な城郭に拡張され、関ヶ原の戦いの後に城主となった池田輝政によって、大規模な城郭へとさらに拡張された。
有馬温泉(ありまおんせん)

有馬温泉は、神戸市北区有馬町にある日本三古湯の温泉。枕草子の三名泉にも数えられた。また、室町時代には万里集九が草津温泉や下呂温泉とともに「三名泉」とし、江戸時代には林羅山もこれらの三温泉を「天下の三名泉」と記した。この地域は活断層が分布しており、透水性の高い断層破砕帯を流路として温泉水が噴出している。東西走向の断層からは低温泉、南北走向の断層からは高温泉が噴出している。
温泉街は六甲山地北側の紅葉谷の麓の山峡の標高350~500 mに位置している。大きな旅館やホテルは温泉街の周辺や少し離れた山麓、山中にある。
阪神甲子園球場(はんしんこうしえんきゅうじょう)

阪神甲子園球場は、兵庫県西宮市甲子園町にある野球場。阪神タイガースの親会社である私鉄の阪神電気鉄道が所有・管理・運用している。1924年全国中等学校優勝野球大会(全国高等学校野球選手権大会)の開催を主目的として開場した、日本初の大規模多目的野球場である。
当時のニューヨーク・ジャイアンツの本拠地であったポロ・グラウンズをモデルに設計されたと言われている。完成するまでの仮名称は「枝川運動場」であったが、完成予定の大正13年(1924年)が十干十二支の最初の組み合わせで縁起の良い甲子年(きのえねとし)だったこともあり、後に「甲子園大運動場(こうしえんだいうんどうじょう)」と命名された。

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