

おやき(お焼き、御焼き)

おやきは、小麦粉・蕎麦粉などを水で溶いて練り、薄くのばした皮で小豆、野菜などで作った餡(具材)を包み、焼いたもの。
円形で、直径10cm程度のものが多く、焼き餅、あんびん、ちゃなこ、はりこしなどとも呼ばれる。具は野沢菜漬や茄子、おから、きのこ、かぼちゃ、切り干し大根、胡桃など様々な種類がある。
皮はもちもちとした食感が特徴で、焼いてから蒸す「焼きおやき」や、蒸すだけの「蒸しおやき」など、古くから保存食や手軽な食事として親しまれてきた。
冬季における米の代用食として各家庭に受け継がれ、お盆の毎年8月14日には仏前の供物として備える風習があった。

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野沢菜漬け

野沢菜漬けは、長野県を代表する漬物のひとつで、信州の冬の保存食として古くから親しまれてきた。
野沢温泉村が発祥とされ、初冬に収穫された野沢菜を塩と昆布などで漬け込み、寒さの中でじっくり発酵させることで、独特の風味と歯ごたえが生まれる。さっぱりとした味わいにほどよい塩味があり、ご飯のお供やお茶請け、おやきの具材としても使われる。
野沢菜は、高菜、広島菜とともに日本三大漬菜に数えられ、別名を信州菜という。

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五平餅(ごへいもち)

五平餅は、長野県周辺の中部地方の山間部に古くから伝わる郷土料理。炊いたうるち米をつぶして平たい形にし、串にさして炭火などで焼き、甘辛いタレを塗って再び焼き上げる。タレには、くるみ、ゴマ、醤油、味噌、砂糖などが使われ、香ばしく濃厚な風味が楽しめる。
「五平」という名前の由来には諸説あり、神様に供える「御幣(ごへい)」の形からきたという説や、五平という人物が考案したという説などがある。
もともとは山仕事の合間の軽食や、神事・祭りの際のお供え物として作られていた。素朴で温かみのある味わいが魅力で、観光地や道の駅などでも広く販売されている。

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