

へしこ

へしこは、主にサバを塩漬けし、さらに糠に漬け込んで発酵させた保存食で、若狭地方を中心に古くからある郷土料理。サバを塩でしっかりと漬け込み、数日置いてから米ぬかに本漬けし、数か月から1年ほど熟成させる。この長期間の発酵により、サバに糠と塩の旨味が染み込み、独特の深い風味とまろやかな塩味が生まれる。
へしこは薄切りにしてそのまま食べるほか、軽く炙って香ばしくしてからご飯と一緒に食べたり、お茶漬けやおにぎりの具、酒の肴としても重宝される。
名前の由来は、漁師が魚を樽に押し込むことを「へし込む」と言ったことから、「へしこ」となったという説、魚を塩漬けにする際に滲み出てくる水分のことを「干潮(ひしお)」と呼び、これが訛ったものであるとする説などがある。

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おろし蕎麦

地元では「越前おろしそば」と呼ばれており、冷たい蕎麦の上にたっぷりの大根おろしをのせ、だし汁をかけて食べる。
使用される大根は辛味の強い品種が好まれ、さっぱりとした辛味が蕎麦の風味を引き立てる。薬味に鰹節や刻みねぎを添えることもあり、素材の旨味と香りが食欲をそそる。
福井県は古くから蕎麦の名産地で、寒暖差のある気候や良質な水が美味しい蕎麦の栽培に適しているとされている。

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せいげ

せいげは、福井県の冬の味覚として知られる「せいこがに」を使用した郷土料理。
せいこがにはズワイガニの雌で、11月上旬から12月末までの限られた期間に水揚げされる。外子(腹の卵)と内子(甲羅の中の卵)、濃厚なかにみそを持ち、小ぶりながらも豊かな風味、旨味が凝縮されている。
茹でたせいこがにを適度な大きさに折り、たっぷりの大根おろしと一緒に煮る。味噌で味を調え、仕上げに岩のりを入れて完成。
かにの旨味と岩ノリの風味、内子やかにみその濃厚な味わいが楽しめる贅沢な一品で、地元では冬の風物詩として親しまれている。

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