

鯖の棒寿司

琵琶湖の湖北、湖西地域は若狭湾で獲れた魚介類を京都へ運ぶルートがあり、鯖が多く運ばれたことから「鯖街道」とよばれた。滋賀ではこの鯖を用いた棒寿司が祝い事や特別な日に食べられるようになり、今も多くの家庭で作られている。
三枚におろした鯖を酢でしめ、薄皮をはがして小骨を取る。巻きすの上にラップを敷き、鯖の皮面を下にして置いたら酢飯を棒状にのせる。ラップで全体を包み、巻きすでしっかり押して棒状に形を整える。しばらく置いてなじませたら、酢で濡らした包丁でラップごと切り、盛り付ける。
酢のきいた鯖と甘めの酢飯が絶妙に調和し、風味豊かで見た目にも美しく、観光客にも人気があり、道の駅などで土産物としても販売されている。

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鮒ずし(ふなずし)

鮒ずしは、琵琶湖の固有種であるニゴロブナを使った、日本最古の発酵寿司とされる。
ニゴロブナの内臓を取り除き、卵巣を残したまま塩漬けにして熟成させた後、塩を洗い流して炊いたご飯に詰め、さらに半年から1年以上漬け込む。この発酵により、酸味と旨味が深くなり、強いにおいとクセのある味が生まれる。
鮒ずしの起源は奈良時代にまでさかのぼり、長屋王家木簡や二条大路木簡に「鮒鮨」や「鮨鮒」の語が見られる。古くは貴族や武士のごちそうであり、今も滋賀県ではお正月やお祭り、祝いの席などに供されるハレの食べ物である。
鮒ずしは、滋賀県の風土と歴史が育んだ発酵文化の象徴ともいえる一品で、好みが分かれる味ながら、食通や発酵食品愛好家から高い評価を受けている。

![]() | 価格:1404円 |

近江牛(おうみうしまたはおうみぎゅう)

近江牛は、滋賀県を代表するブランド和牛で、神戸牛、松阪牛とともに日本三大和牛に数えられる。近江牛の歴史は古く、400年以上前にさかのぼり、江戸時代には薬としても用いられた記録が残っている。
江戸時代、彦根藩は幕府に太鼓を献上しており、その太鼓に使う牛革を確保するため、牛の畜産を営んでいた。この事から、牛肉を食べる文化が発達した。
細かく美しいサシ(霜降り)と、とろけるような柔らかさ、そしてまろやかな甘みをもった脂が特徴で、焼肉、すき焼き、しゃぶしゃぶ、ステーキなど、どの調理法でもその味の良さが際立つ。認定には厳しい基準があり、滋賀県内で最も長く飼育された黒毛和種のみが「近江牛」を名乗ることができる。

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