奈良県

奈良県クイズ

Q.奈良市にある東大寺のご本尊は国宝の盧舎那仏です。奈良の大仏として親しまれているこの大仏ですが、855年(斉衝2年)大変な事件が起きてしまいます。その事件とは?

  ① 地震で頭部が落ちる

  ② 洪水で横に倒れる

  ③ 海賊に盗まれる

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本文中にも答えがあるので、興味のある方は探してみてください。

奈良県の概要

奈良県は、近畿地方に位置する県。県庁所在地は奈良市。

人口は約132万人で全国第29位。面積は3,690.94km2で全国第40位。

主要都市は奈良市、人口約万35人。橿原市人口約12万人。生駒市人口約11万人。

県の木、スギ。県の花、ナラヤエザクラ。県の鳥、コマドリ。

紀伊半島内陸部にあり、令制国の大和国の領域を占め、北西部の盆地部を除けば険しい山々がそびえており、人口の偏りが大きい。

奈良県の経済

奈良県の県内総生産は約3兆6,858億円で全国第37位。

農業・生産業等

イチゴ、スイカ、柿、茶葉(大和茶)の生産が盛んで、イチゴは “あすかルビー”という有名品種がある。素麺の四大産地(桜井市・三輪素麺)であり、手延べ素麺の三大産地の一つでもある。

和書・書道に欠かせない墨や筆(奈良市)、茶道に欠かせない茶筅(生駒市高山)、などの産地。墨は全国シェアの95%が奈良県産品であり、茶筅は生駒市高山で全国シェア90%以上を占める。

奈良県の観光地

法隆寺(ほうりゅうじ)

法隆寺は、生駒郡斑鳩町法隆寺山内にある聖徳宗の総本山の寺院。本尊は釈迦如来。創建当時は斑鳩寺(いかるがでら)と称し、後に法隆寺となった。聖徳太子ゆかりの寺院とされる。金堂、五重塔を中心とする西院伽藍と、夢殿を中心とした東院伽藍に分けられる。西院伽藍は、現存する世界最古の木造建築物群である。

法隆寺の建築物群は法起寺と共に、1993年(平成5年)に「法隆寺地域の仏教建造物」としてユネスコの世界遺産に登録された。建造物以外にも、飛鳥・奈良時代の仏像、仏教工芸品など多数の文化財を有する。

法隆寺がある斑鳩は、生駒山地の南端近くに位置し、大和川を通じて大和国(奈良県)と河内国(大阪府南部)とを結ぶ交通の要衝であった。『日本書紀』によれば、聖徳太子こと厩戸皇子は推古9年(601年)、飛鳥からこの地に移ることを決意し、斑鳩宮の建造に着手、推古天皇13年(605年)に斑鳩宮に移り住んだという。法隆寺の東院の所在地が斑鳩宮の故地である。この斑鳩宮に接して建立されたのが斑鳩寺であった。

東大寺

東大寺は、奈良市雑司町にある、華厳宗大本山の寺院。本尊は奈良大仏として知られる盧舎那仏(るしゃなぶつ)。正式には金光明四天王護国之寺(こんこうみょうしてんのうごこくのてら)ともいい、奈良時代に聖武天皇が建立した寺である。

奈良時代には大仏殿のほか、東西2つの七重塔を含む大伽藍が整備されたが、855年(斉衝2年)の大地震で、頭部が落ちてしまった。中世以降には、2度の兵火で多くの建物を焼失しており、現存する大仏は台座などの一部に当初の部分を残すのみである。また現存する大仏殿は宝永6年(1709年)に規模を縮小して再建されたものである。

正倉院(しょうそういん)

正倉院は、奈良市の東大寺大仏殿の北北西に位置する、校倉造(あぜくらづくり)の高床倉庫。聖武天皇・光明皇后ゆかりの品をはじめとする、天平文化を中心とした美術工芸品を収蔵していた建物で、1997年(平成9年)に国宝に指定され、翌1998年(平成10年)に「古都奈良の文化財」の一部としてユネスコの世界遺産に登録された。

「正倉」とは、「正税を収める倉」の意味で、律令時代に各地から上納された米穀や調布などを保管するため、各役所に設けられたものだった。また、大寺にはそれぞれの寺領から納められた品や、寺の什器宝物などを収蔵する正倉があり、正倉のある一画を塀で囲ったものを「正倉院」と称していた。

正倉院が所蔵する宝物の9割以上は異国風のデザインを取り入れた日本産であるが、唐や西域、ペルシャなどからの輸入品もあることから、「正倉院がシルクロードの東の終着点」と言われる所以となっている。

奈良県の郷土料理

奈良漬(ならづけ)

奈良漬は、白うり、胡瓜、西瓜、生姜などの野菜を塩漬けにし、何度も新しい酒粕に漬け替えながら作る奈良の伝統的な漬物である。今では琥珀色をしたものが多いが、粕床で何回も漬け替え、4年から十数年漬ける伝統的製法では黒く仕上がる。

平城京の跡地で発掘された長屋王木簡にも「進物(たてまつりもの)加須津毛瓜(かすづけけうり)加須津韓奈須比(かすづけかんなすび)」と記された貢納品伝票がある。

奈良漬けを多量に食べた後に、車両等を運転すると酒気帯び運転となる場合があるので、食後に運転予定がある場合は注意が必要とされる。ただし、アルコール健康医学協会によると、アルコール度数5%の奈良漬けの場合は、約400gもの量を食べなければ基準値には達しないという。また、奈良漬け50gを摂取して20分後に行なった走行実験では呼気中のアルコール濃度はゼロであり、走行にも影響を与えない。酒気帯び運転で逮捕され当初は「奈良漬けを食べた」と供述した事例でも、後の調べで飲酒していたことが判明している。

三輪素麺(みわそうめん)

三輪素麺は、桜井市を中心とした三輪地方で生産されている素麺。三輪地方は素麺発祥の地とも言われる。平安時代の『延喜式』に書かれた、唐から伝来した唐菓子の一つ、索餅が原型との説がある。奈良時代には索餅は夏の保存食であり、長屋王邸宅跡から出土した木簡が最も古い記録である。原料に小麦粉を使い極寒期に手延べ法により精製したもので、腰のしっかりした独特の歯ごたえと、舌ざわりの良さが特徴。製造から1年以上寝かしたものを『古物(ひねもの)』、2年以上は『大古(おおひね)』と呼ばれる。

奈良県出身の人物

公人・文化人

辻元清美(政治家) 福井謙一(化学者、ノーベル化学賞受賞) 

司馬遼太郎(小説家) 楳図かずお(漫画家)

芸能人・ミュージシャン・俳優・タレント

青山テルマ(ミュージシャン) 

堂本剛 松下奈緒 奈美悦子(タレント・俳優) 

明石家さんま 西川のりお 中岡創一(芸人・コメディアン)

スポーツ選手

江夏豊   牛島和彦  門田博光  駒田徳広  

三浦大輔  岡本和真(野球) 

野村忠宏(柔道)村田諒太(ボクシング) 

楢﨑正剛 古橋亨梧(サッカー) 脇阪寿一(レーサー)