
出雲そば(いずもそば)

出雲そばは、島根県の出雲地方で広く食べられる郷土料理の蕎麦。信濃国(長野県)松本藩の城主だった松平直政が、江戸幕府第3代将軍徳川家光から出雲国松江藩への国替えを命じられた際、松本からそば職人を伴って来たことから、出雲松江地方にそばが伝わったとされる。出雲の地が蕎麦処となった理由としては、奥出雲地方において、寒さに強く収穫までが短い上、痩せ地でも栽培できる蕎麦の栽培が栄えたことが挙げられる。
特色として、蕎麦粉を作るときに蕎麦の実を皮ごと石臼で挽くため、蕎麦の色は濃く黒く見え、香りが強いことが挙げられる。食べ方にも特色があり、「割子(わりご)そば」「釜揚げそば」といった独特の食べ方が広まっている。また青ねぎや海苔、鰹節のほか、もみじおろしや辛味大根の大根おろしを薬味とするのも特徴である。
2022年3月3日、文化庁より「伝統の100年フード」に認定された。
![]() | 無添加 出雲そば 出雲だんだんそば6人前(生そば) 濃縮つゆ付き 出雲蕎麦 年越しそば 送料無料
|

スズキの奉書焼き(すずきのほうしょやき)
スズキの奉書焼きは島根県松江市の郷土料理。スズキを奉書紙に包んで蒸し焼きにした料理である。宍道湖七珍料理の一つ。漁師がスズキを焚き火の灰で蒸し焼きにしていたところ、松江藩七代藩主の松平治郷(不昧公)が所望したが、灰がついたままではお粗末ということで、奉書紙に包んで献上したのがスズキの奉書焼きのはじまりと言われている。以降、「不昧公」好みの味わいとして歴代の松江藩主の御用の折の料理となったという。
また、宍道湖七珍(しんじこしっちん)とは、島根県の中海の奥にある汽水湖・宍道湖で獲れる代表的な7種の魚介類(スズキ、モロゲエビ、ウナギ、アマサギ(ワカサギ)、シラウオ、コイ、シジミ(ヤマトシジミ))の7つを指す。それぞれの頭一文字を取り「スモウアシコシ」と覚えられる。
![]() |
|

全国の郷土料理へ

コメントを残す