
仙台七夕(せんだいたなばた)

仙台七夕は、旧仙台藩内各地で五節句の1つ「七夕」に因んで毎年行われている祭である。地元では「たなばたさん」とも呼ばれている。宮城県仙台市で開催されている仙台七夕まつりが特に著名で、東北三大祭りの一つとされている。仙台七夕まつりは例年8月7日を中日として、8月6日から8日の3日間にわたって行われる。
江戸時代初期、仙台藩祖の伊達政宗が婦女に対する文化向上の目的で七夕を奨励したため当地で盛んな年中行事の1つになったともされるが、詳細は不明のままである。
大崎八幡宮(おおさきはちまんぐう)

大崎八幡宮は、仙台市青葉区八幡にある神社。どんと祭の裸参りで知られる。主祭神は応神天皇、仲哀天皇、神功皇后。創建年代は不明だが、社伝では坂上田村麻呂が宇佐神宮を鎮守府胆沢城(岩手県奥州市水沢)に勧請し鎮守府八幡宮と称した。室町時代に入り奥州管領であった大崎氏が自領地内(現宮城県大崎市田尻町)に遷したため、大崎八幡宮と呼ばれるようになったという。
現存する本殿・石の間・拝殿は伊達政宗の寄進により建立され、1952年(昭和27年)国宝に指定された。
瑞巌寺(ずいがんじ)
瑞巌寺は、宮城県宮城郡松島町にある臨済宗妙心寺派の仏教寺院。日本三景の一つ、松島にあり、詳名は松島青龍山瑞巌円福禅寺(しょうとうせいりゅうざんずいがんえんぷくぜんじ)。平安時代の創建で、宗派と寺号は臨済宗妙心寺派瑞巌寺。古くは松島寺とも通称された。元禄2年(1689年)に俳人松尾芭蕉が参詣したことにちなみ、毎年11月第2日曜日には芭蕉祭が行われる。
昭和28年(1953年)に本堂が国宝に指定されたほか、建築物等多くの文化財を有する。昭和43年(1968年)に大書院が完成し、昭和48年(1974年)には宝物館を開設した。宝物館には発掘調査などで出土した遺物など約3万点が収められている。

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