愛知県の観光地

熱田神宮(あつたじんぐう)

愛知県名古屋市にある熱田神宮は、三種の神器の草薙剣を祀った神社。伊勢神宮、明治神宮とともに日本三大神宮とされている。ご神体の草薙剣は、天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)の別称で天皇の持つ武力の象徴である。

神話では、スサノオが出雲でヤマタノオロチを退治した際、尾から見つかったとされ、その後にアマテラスに献上したといわれる。熱田神宮にある本体と、皇居には形代と呼ばれる依り代があが、本体は見ることができないため、どのような姿かはっきりとは分かっていない。

三種の神器のうち、八咫鏡(やたのかがみ)は本体が伊勢神宮内宮に、形代が皇居にあり、八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)は本体が皇居に、形代はない。

名古屋城(なごやじょう)

名古屋城は、愛知県名古屋市中区本丸・北区名城にある日本の城。別名としては、「金鯱城(きんこじょう、きんしゃちじょう)」、「金城(きんじょう)」、「名城(めいじょう)」、がある。大阪城、熊本城とともに日本三名城に数えられている。今川氏が築いた那古野城(なごやじょう)の跡地に、徳川家康が築城したと言われており、以降明治維新まで徳川御三家の尾張徳川家の居城であった。

1945年(昭和20年)の名古屋大空襲で、残存していた大小天守、本丸御殿の一部は大部分が焼失してしまったが、西南隅櫓など6棟は焼失を免れて現存している。1952年(昭和27年)に城域内が国の特別史跡に指定された。

犬山城(いぬやまじょう)

犬山城は、愛知県犬山市(旧丹羽郡)、木曽川南岸にあった城。江戸時代までに建造された天守が現存する「現存12天守」の一つ。1935年(昭和10年)、当時の国宝保存法に基づき、国宝に指定。その後、1952年(昭和27年、文化財保護法に基づき、改めて国宝に指定された。また天守が国宝指定された他の4城は、姫路城・松本城・彦根城・松江城。また、2004年まで個人が所有していた城である。

文明元年(1469年)応仁の乱の際、織田敏広の弟・織田広近が築いた砦が始まりといわれる。現存する天守が建てられたのは、成瀬正成が改修した1617年(元和3年)ごろとされている。