正解は ③ 火薬の原料でした。
火縄銃などに使われる黒色火薬は、炭、硫黄、硝石(硝酸カリウム)からできています。
硝石は湿気に弱く、戦国時代には海外からの輸入に頼っていました。
白川郷は山間地で農業に不向きなだけでなく、冬は雪が2mも積もるような場所にあります。
そのため養蚕や硝石作りが盛んになり、家屋が大きくなっていったと考えられています。
硝石の製法ですが、床下に穴を掘り、そこに畑の土や野草、蚕の糞、人間の尿をかけて、4~5年かけて発酵させて作るそうです。
合掌造りの床下で、火薬の原料が生産されていたとは驚きですね!