熊本県クイズ
Q.熊本市には加藤清正が築いた、日本三名城の熊本城があります。豊臣秀吉による朝鮮出兵でも活躍した清正ですが、朝鮮半島である動物を退治したと伝わっています。その動物とは何でしょう?
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熊本県の概要
熊本県は、九州地方に位置する県。県庁所在地は熊本市。
人口は約173万人で全国第23位。面積は7,409.18km2で全国第15位。
主要都市は熊本市人口約74万人。八代市人口約13万人。天草市人口約8万人。
県の木、クスノキ。県の花、リンドウ。県の鳥、ヒバリ。
令制国の肥後国に当たる。
熊本の地名は、古くは隈本と書いた。「隈本」の名が文献に見られるのは南北朝時代以降で、加藤清正が「隈」の字が畏(おそれる、かしこまる)の字を含むため、武将の居城の名に相応しくないとして熊の字をあてたと言われている。
熊本県の地理
九州本島の中央部に位置し、福岡、大分、宮崎、鹿児島の各県と境を接する。東部の阿蘇地方に日本第2位の阿蘇カルデラを持つ阿蘇山や九州山地の山々が聳え、西部は熊本平野が有明海に、八代平野および芦北地方のリアス式海岸が不知火海に面する。その間に宇土半島が突き出し天草諸島に続いている。気候は県内全域が太平洋側気候に属し温暖だが、冬と夏で寒暑の差が激しい。
熊本県の経済・産業
熊本県の県内総生産は約6兆1,051億円で全国第25位。
農産物各品目の生産量は、トマト・藺草(い草)・葉煙草・宿根霞草(シュッコンカスミソウ)・スイカが全国1位、栗・茄子・生姜・ユーストマ・オリーブが全国2位、苺・メロンが全国3位となっている。農水省統計で全国の主要農畜産物上位10品目(産出額ベース)について、熊本県は生乳・肉用牛・苺・蜜柑・トマトの5つでトップ5に入っている。他に、デコポン・夏蜜柑が名産。菊池および阿蘇地域では畜産が盛んである。
有明海や天草沿岸で車海老・のり・真珠などの養殖が行われている。
菊陽町や合志市などを中心に、ソニーセミコンダクターマニュファクチャリングや東京エレクトロン九州など、半導体関連企業が集積している。世界最大手の台湾TSMCも工場を稼働し、子会社のJASMが設立された。
熊本県の観光地
熊本城
熊本城は、肥後国飽田郡熊本(熊本市中央区)にあった安土桃山時代から江戸時代の城。別名「銀杏城」。
加藤清正が中世城郭を取り込み改築した平山城で、加藤氏改易後は幕末まで熊本藩細川家の居城だった。明治時代には西南戦争の戦場となった。西南戦争の直前に大小天守や御殿など本丸の建築群が焼失したが、 宇土櫓を始めとする櫓・城門・塀が現存し、13棟(櫓11棟、門1棟、塀1棟)が国の重要文化財に指定されている。また、城跡は「熊本城跡」として国の特別史跡に指定されている。
天守は1960年に鉄筋コンクリート造で外観復元され、内部は「熊本市立熊本博物館分館」となっている。2000年以降は門や櫓、御殿の一部などが木造で復元された。
2016年4月の熊本地震の際に、多くの石垣が崩落したほか宇土櫓などの文化財建造物、大小天守などの復元建築が被災した。
尚、加藤清正は秀吉の朝鮮出兵の際、朝鮮半島で虎を退治し、漢方薬としても使われる虎の肉を秀吉に送ったとされている。
天草諸島
天草諸島は、熊本県と鹿児島県にまたがる諸島である。別称は苓州・苓洲(れいしゅう)。全体の面積は約1000km2、人口は126,445人。上島と下島を主島とする。下島は面積574.01km2であり、本州など主要4島を除く日本の島では8番目に大きい。
かつてキリスト教(カトリック)が広がり、キリシタンの島として知られ、現在も3か所の教会がある。
永禄9年(1566年)、修道士ルイス・デ・アルメイダが志岐氏当主の志岐鎮経に招かれ、キリスト教がもたらされた。志岐には教会が建てられ宣教師も来島し、永禄11年(1568年)と元亀元年(1570年)には宗教会議も行われた。当時、信者は1万5000人、教会堂は30あまりもあったという。
豊臣秀吉が九州平定を成し遂げると、肥後南半国の領主としてキリシタン大名の小西行長が下向するとその与力とされた。関ヶ原の戦いの後、敗れた小西行長は斬首され、天草は唐津藩の飛び地となる。領主寺沢広高は検地を行い天草の石高を4万2千石とした。しかしこれは実際の生産高の倍にあたり、そのため過酷な税の取り立てとキリシタンの弾圧が行われた。さらに飢饉が続いたことも要因となって、寛永14年(1637年)、島原・天草の乱が勃発した。
熊本県の郷土料理
いきなり団子
いきなり団子は、熊本県の郷土料理、郷土菓子である。熊本弁では「いきなりだご」とも呼ばれる。
輪切りにしたサツマイモを、小麦粉・だんご粉・塩で作った生地で包んで蒸したものである。昭和時代頃から、サツマイモとともに餡(小豆あん)を包むようになり、現代ではこちらが主流になった。熊本県の大津地域をはじめ、菊池平野や熊本平野の農家では、サツマイモの収穫時期のおやつとして食べられていた。
一文字グルグル(ひともじグルグル)
一文字グルグルは、一文字のぐるぐるとも呼ばれる、ぬたに似た料理である。熊本地方を中心に、県内各地で食される。6代目藩主細川重賢の時代に財政難であった熊本藩が天明2年(1782年)に出した倹約令をきっかけに安くて美味しい酒のつまみとしてとして考案されたのが始まりと言われている。
一文字(人文字)をぐるぐる巻くことから「一文字グルグル」という名前がついたと言われている。元々「ひともじ」はネギ(ワケギ)の別称(ヒトモジグサ)でもあり、女房言葉としても用いられてきた。
辛子蓮根(からしれんこん)
辛子蓮根は、蓮根の穴に辛子味噌を詰め込み、黄色い衣を付けて油で揚げた熊本県の郷土料理である。同様に「辛子」を冠する明太子などとは異なり、唐辛子ではなく和辛子を用いたものが一般的である。
蓮根は増血剤として優れている上に辛子には食欲増進作用があり、一般家庭でも昔から正月などに作られた。
熊本藩主細川忠利は生来病弱だったが、ある時前任地である豊前国耶馬渓羅漢寺の禅僧・玄宅が忠利を見舞った時に、蓮根を食べるよう勧めた。そこで藩の賄方であった平五郎が、加藤清正が熊本城の外堀に非常食として栽培していた蓮根の穴に和辛子粉を混ぜた麦味噌を詰め、麦粉・空豆粉・卵の黄身の衣をつけて菜種油で揚げたものを忠利に献上し、蓮根を輪切りにした断面が細川家の家紋(九曜紋)と似ていたことから門外不出の料理とされていたという伝説もある。
馬刺し
日本国内で馬肉を生で食べる習慣は熊本県、長野県、山梨県、福島県、静岡県などに存在している。馬肉食の習慣のある地域は古来から馬の名産地であり、馬の生産と直結した文化が根付いていたと考えられる。このうち熊本県産は、馬の生産頭数は少ないが、屠畜後の馬肉生産量の4割を占めており日本一の産地となっている。
馬刺しには、大別して「トロ」や「霜降り」、「赤身」があり、また一頭あたりから採れる量が少ないので珍重される「タテガミ刺し」や「こうね(タテガミの脂)」のほか、匂いがほとんどない「レバ刺し」や「タン刺し」などもある。また、馬の肩からアバラにかけて広がる3層肉は「ふたえご」と呼ばれ、コリコリとした食感がある。
馬刺しは、おろしショウガやおろしニンニク、刻みネギなどを薬味に醤油につけて食べるのが一般的である。牛と異なり馬肉の油脂の融点は低く、口内の温度でも十分溶けるため、霜降り肉でも刺身で美味しく食べられる。ほかに小さく刻んだ馬肉を少しの醤油と納豆とあわせて食べる桜納豆がある。
熊本県出身の人物
公人
北里柴三郎(微生物学者) 北原白秋(詩人)
田中芳樹(小説家) 尾田栄一郎(漫画家) 武田双雲(書道家)
芸能人・ミュージシャン・俳優・タレント
水前寺清子 八代亜紀 宇都宮隆 森高千里(歌手・ミュージシャン)
井手らっきょ 内村光良 上田晋也 有田哲平 スザンヌ
宮崎美子 坂ノ上茜(芸人・タレント)
スポーツ選手
川上哲治 古葉竹識 村上宗隆 秋山幸二 伊東勤 荒木雅博
緒方耕一 前田智徳 松中信彦 真弓明信 片岡安祐美(野球)
末續慎吾(陸上競技) 金栗四三(マラソン) 巻誠一郎(サッカー)