佐賀県クイズ
Q.佐賀県には安土桃山時代、豊臣秀吉を城主とする城が築かれました。この城は朝鮮出兵の拠点として、重要な役割を果たしています。さて、この城の名前は何でしょう?
クリックすると答えがでます!
本文中にも答えがあるので、興味のある方は探してみてください。
佐賀県の概要
佐賀県は、九州地方に位置する県。県庁所在地は佐賀市。
人口は約81万人で全国第41位。面積は2,440.67km2で全国第42位。
主要都市は、佐賀市、人口約23万人。唐津市人口約13万人。鳥栖市人口約7万人。
県の木、クスノキ。県の花、クスの花。県の鳥、カササギ。
佐賀郡の由来は諸説あり、奈良時代の『肥前国風土記』における「栄の国」伝説や、同じく風土記の賢女(さかしめ)伝説によるものが挙げられる。
佐賀県の地理
佐賀県は、佐賀藩と唐津藩に二分されていた歴史的経緯から、唐津市を中心とした北部(北西部)と佐賀市を中心とした南部(南東部)に分ける2区分が最もよく用いられる。前身の一つである佐賀藩は、明治維新の中心的役割を担った薩長土肥の一つに数えられ、大隈重信や江藤新平などの重要人物を輩出している。
唐津市にはかつて名護屋城があり、1591年に豊臣秀吉が朝鮮出兵の際の拠点として、黒田官兵衛らに命じて築城されてた。名護屋城前線基地として、文禄の役(1592年~1593年)、慶長の役(1597年~1598年)で、朝鮮半島への出兵が行われた。
佐賀県の経済・産業
佐賀県の県内総生産は約3兆459億円で全国第44位。
農業
主要農産物は米で、耕地の4分の3は水田である。また、もち米の生産も多い。佐賀平野では、冬の裏作として小麦や大麦を栽培する二毛作を行っている。ビールや焼酎の原料などになる、二条大麦の収穫量は日本一である。野菜では、タマネギ、レンコン、アスパラガスの生産が多い。
畜産では、九州の他県と同じように、鶏、肉牛、豚の飼育頭数は多い。肉牛は、伊万里市を中心に生産される『佐賀牛』(「伊万里牛」)ブランドが近年広くPRされている。
漁業
有明海では海苔の生産が特に多く、貝類の漁獲量も多い。ガザミという有明海でよく獲れるカニのうち太良町近海で獲れるものは『竹崎カニ』と呼ばれている。また、筑後川の下流域では初夏にエツ漁が行われる。
1990年代以降、海苔の不作や魚介類の不漁が増加しており、諫早湾干拓事業の影響が指摘されている。玄界灘では、アジ、サバなどの魚類やイカ、タコ、エビなどの漁獲量が多い。呼子のイカが有名。
鉱業
佐賀県内では明治時代から本格的な石炭の採掘が始まった。炭鉱は県中部や北西部に集中しており、最盛期には賑わいを見せた。しかし1950年代以降、埋蔵量・採掘量の減少やエネルギー政策の転換により規模は縮小し、1970年代までにすべての炭鉱は閉山した。
窯業
有田町など陶磁器関係の産業が盛んで、有田焼(伊万里焼)、唐津焼などのブランドも多い。有田では17世紀に朝鮮から渡来した李参平が、泉山で良質な陶石を発見したことで有田焼を創始し、現在でも様々なジャンルの陶磁器が生産されている。有田町は陶磁器の生産量で県の6割を占め、年間出荷額は200億円~300億円となっている。有田焼は、佐賀県有田町を中心に焼かれる磁器であるが、その積み出しが伊万里港からなされていたことにより、伊万里焼とも呼ばれる。
佐賀県の観光
吉野ヶ里遺跡(よしのがりいせき)
吉野ヶ里遺跡は、佐賀県神埼郡吉野ヶ里町と神埼市にまたがる吉野ヶ里丘陵にある遺跡。国の特別史跡に指定されている。1986年(昭和61年)からの発掘調査によって発見された弥生時代の大規模な環濠集落跡で、現在は国営吉野ヶ里歴史公園となっている。
吉野ヶ里遺跡の特徴とされるのが集落の防御に関連した遺構である。弥生時代後期には外壕と内壕の二重の環濠ができ、V字型に深く掘られた外壕は総延長約2.5キロメートルになる。壕の内外には木柵、土塁、逆茂木といった敵の侵入を防ぐ柵が施されていた。また、見張りや威嚇のための物見櫓が環濠内に複数置かれていた。大きな外壕の中に内壕が2つあり、その中に建物がまとまって立てられている。
呼子朝市(よぶこあさいち)
呼子朝市は、唐津市呼子町呼子朝市通りで開かれる朝市。石川県輪島市の輪島朝市、千葉県勝浦市の勝浦朝市、岐阜県高山市の宮川朝市に次ぐ規模と歴史があり、日本四大朝市とも称される。
大正時代に呼子に商店街が形成され、それまでの行商が商店の軒先に定着して販売するようになった。さらに呼子港に大きな船が着くようになってから人が集まり、朝市として機能するようになった。もとは呼子や近隣の島々の住民の生活型朝市だったが、国定公園の指定やイカのブランド化など、観光客が集まる観光型朝市となっている。朝市には魚介類、季節の野菜や花、果物などの品が並べられる。「朝市通り」と名づけられた200mほどの通りに開かれている。
佐賀県の郷土料理
須古寿し(すこずし)
須古寿しは、押し寿司の一種で、佐賀県杵島郡白石町の須古地区に伝わる郷土料理である。農山漁村の郷土料理百選に選定されている。寿司飯をもろふた(押し寿司用の浅い木箱)に敷き詰めて、小分けに区切りを入れ、ムツゴロウの蒲焼をはじめとする色とりどりの具を盛りつけた寿司である。具には、季節や各家庭によって様々な海や山の幸が用いられる。また、寿司酢にはムツゴロウのかば焼きの骨を漬け込んだ合わせ酢を用いるのも特徴である。近年ではムツゴロウが減少していることから、エビやコノシロで代用する事もある。
須古地区では祭や祝い事には欠かせない料理で、500年以上もの歴史をもつという。もとは、善政を敷いた須古の領主に感謝を込めて献上した料理であったとされる。
ふなんこぐい
ふなんこぐいは、佐賀県鹿島市の郷土料理。生きたままの鮒を昆布で巻いて、大根やレンコンなどの野菜と一緒に、味噌や水飴などで長時間煮込んだもの。鹿島浜町の中町通りで毎年1月19日の早朝に「ふな市」が行われる。地元の人はそこで鮒を購入し、昆布を巻き、約12時間~2日間煮込む。出来上がった料理は、恵比寿さん・大黒像にお供えして、商売繁盛・無病息災を祈願する。今の調理方法になったのは、醤油・昆布が流通し始めた室町時代以降と考えられる。
佐賀県出身の人物
公人・文化人
大隈重信(第8・17代内閣総理大臣、早稲田大学創設者)
一ノ瀬泰造(写真家) 長谷川町子(漫画家) 本村健太郎(弁護士)
孫正義(ソフトバンクグループの創業者)
江崎利一(江崎グリコの創業者)森永太一郎(森永製菓の創業者)
芸能人・ミュージシャン・俳優・タレント
村田英雄(演歌歌手) 松雪泰子 白竜 牧瀬里穂(俳優)
田代まさし(タレント) 江頭2:50(芸人)
スポーツ選手
緒方孝市 加藤博一 権藤博 長野久義 辻発彦(野球)
古賀稔彦(柔道)